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AUTOMATA BGMについて [AUTOMATA BGM]

「オートマタ ビージーエム」と読みます。
オートマタというのはからくり人形や、字を書いたり楽器を演奏する機械仕掛けの人形のことです。
今回製作したプログラムから繰り出される曲は、感情がないのでまったく心に残りません(笑)
しかし、ずっと垂れ流していても気にならなくて、むしろ心地よかったので「BGM」と付けました。

ずっと悩んでいたのは、ツールとして発表するか、これを使って作った音源を発表するか…
これでライブやってもなぁ?と、ホントどのような形がベストなのか考えていた。
2000年代中頃くらいから、完全にCDというメディアの売上が下がってきたので
いろいろ考えさせられた。
しかし、自分にとってはアイデアを練る良い機会で、なんとなくこの頃から
インタラクティブ性を持たせた作品(専用プレイヤー)として発表するのもアリかな?と
考えていたわけです。(UIの裏ではPLANT ENGINEが必死に動いている)
一過性だと思いたいが、記録するだけの楽曲制作が虚しくなった。
だったらライブやれよといわれるかもしれないが自分の中ではそういうことでもないし…
でもメディアとして何か面白い作品を残したいなと!
最終的にコンセプトとしては「ライブ性を持たせた作品集(アルバム)」ということになりました。
普通のCDやオーディオファイルなどと比べると大きく異なる点が2つあります。

1、毎回聴くたびに違う演奏をする。
2、1曲最大59分59秒までセット可能(曲の時間を自由に設定できる)

それ故、わざわざアプリケーションという形になったのだが、最初の段階では
BPMや演奏のバリエーション具合、パートミュートなどリスナーに委ねても良いかなと思い
機能を搭載していたが、結果的には再生時間の設定以外、聴き手が自由にいじれる部分を
一切なくしてしまった。
たかがミュージックプレイヤーなのに、音を出すまでのプロセスが多すぎたのだ。

prototype01.jpg
<AUTOMATA BGMのプロトタイプ>

この辺はAppleの精神にならって余計なものはくっつけずにシンプルに!触りゃわかる的にしたかった。
が、しかし!まずMac OS限定というところでいろいろとアウトなのだが…(笑)
Windowユーザーの方々、申し訳ないです。そのうち対応できるといいなぁ…なんて。

本意としては聴き手に好みの設定で聴いてもらうという趣旨だったが、
今回、欲が出てしまいしっかりモチーフ(ネタ)を仕込んでしまった。
(4から8小節くらいだけ作曲した…)
機械がランダムにはじき出した著作権フリー曲ということではなく、アプリケーションと楽曲も含め
自分の作品として発表したかったので、モチーフ部分はオーディオ素材としてマッシュアップされ
それにアルゴリズミックコンポジションが付随する仕組みになっている。
聴き手にも委ねる試みはそのうち実行したい。

abgm_vol01.jpg
<AUTOMATA BGMの完成版>







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